Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 フランスのよしなしごとを徒然なるままに

jeûnant(ジュヌー)/断食突入か

 期せずして「断食」に入っている。といってもイスラムの「ラマダンRamadan」とかユダヤの「ヨム・キプール(yum kipuur)」とは一切関係ない。ストレスからか、疲労か強い胃の痛みと軽い貧血感があって、結果的に、このところずっと何も口にしていないというだけの話である。安上がり仕様な人間で、我ながら助かる。

 こういうとき、「海外に暮らしているんだなあ」と思う。

 日本だったら、リポビタンとかマツキヨでビタミンの粉末スティックを買ってきてという、当たり前のことができない。今日ふらっと薬局をのぞいてみたら、いったい何が、なんの薬だかサプリなんだか、棚を眺めてもさっぱり分からない。とりあえずビタミン錠剤があれば、と思ったのだが、筋肉ムキムキのおにいさんの棚とか(おそらくプロテインと思われる)、プロポリス、は理解できたし、あと、よく眠れる、とか、アンチエイジング、とか。う~ん。結局何も購入せず。

 アメリカに短期留学していた時はまるで事情が違った。うんざりするぐらいこの手のもので溢れていた。寮で同室だったおねえさんが健康マニアで、毎日大量に違う種類を買いこんできては、私に紹介したがった。

 フランスでもbioショップがところどころにあるけれど、サプリ摂取などはあまり一般的ではないのか。

 結局いつものモノプリでリラックス&アンチストレスと書かれたカモミールのハーブティーを買ってきた。ほんのりバニラの香りも混ざって、今日は身体を休める日としよう。

 断食の自然治癒作用ってそれなりによいものらしい。だいたい現代人の全ての病は栄養過剰摂取から来ているわけだから。内臓を休ませ、老廃物を排出する。身体の抵抗力が弱まるのでは、というのは逆で、返って食物が入って来ないことで、自主的に本来の自衛能力を最大限に呼び覚まさせるらしい。普段鈍っている「生きるための本能」みたいなところが積極的に出てくる。私の場合、いつも3日目ぐらいが好転反応というかがくっとだるさがくるような感じだけれど、それを過ぎると別に何とも思わなくなる。ただ今回は「期せずして」というか、心構えナシにいきなり突入した感じだから結構ふらふらしている。なんとかサプリ情報など集めて、この辛い時期を乗り切らねば。

 今練習中のモダンジャズの曲。「Happy」のPharrellの最新曲で。


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