Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 フランスのよしなしごとを徒然なるままに

仏語ブログ “chose de parler de la dance”(ダンスについて語ること) 

5月も終わろうというのにパリはここの所へ来てずっとしとしとと雨が降り続いている。湿気がないから本当に、ただ「寒く」て、みんなジャンバーやら毛糸の帽子やらかぶっている。3月に、いやつい一週間前まで真夏を思わせ、半袖半ズボンで人々が22時頃まで駆けまわっていた同じ街とは思えない。そうかと思うと19時半あたりから急に陽がさしてきて、なんてこともある。

 ダンススタジオも、がんがん冷房を入れちゃって上着のパーカーが手放せない教室と、前のクラスの熱気が残った、灼熱のインドと見まがうようなサウナ状態の中で続く教室と、これまた色々あって、一体私なんて、なんでフランスみたいな国でクーラーが必要なんだと首をかしげたくなる。そういえばはじめてフランスに来た20代の若き日、降り立った8月31日のシャルルドゴール空港のあまりの寒さにビックリ、身震いしたのを覚えている。まあ北海道より緯度が高いんだから当然と言えば当然なんだけれど。

 気候・天候に関する諺だの格言、言いまわしなんかは各言語述べだしたらきりがないわけで、私みたいな素人がブログで触れるのなんてそれこそアンタッチャブルな世界である。とはいえひとつだけ、Il fait un frid de canard (“鴨”の寒さです)=狩猟をする寒さ=すっごく寒い、という言いまわしがあるらしい。日本だと「滴水成氷」とかですかねえ。極寒であることの例え。ちょっとエキセントリックかしら。

 そしてそのクーラーがんがんの教室でコンテ90分を受けた翌日の腰の痛さよ。わたし、決して腰痛持ちでも何でもないのですが。身体に良くないよ、ほんと。

 言語環境を英語設定にして、別のブログを開設した。そちらはこと「ダンス」について、フランス語で語っていく。本来この「洋ナシとチーズの間」はフランス滞在雑談にするつもりだったのだが、どうもダンス集中的になってしまって、エッセイ的な要素が弱くなりかけていること、それからやはりフランスのダンスについて考察していく上で、「書く」という行為、言語との関係は切り離せず、ダンスを通じて自分が「書く」ことを選んだその理由も、フランス語を通してたぶんちゃんと見つめる必要があると思ったからだ。ただ、正直生易しい作業ではなくて、いや、生易しいどころが全然進みそうにない。それでも、少しつづでも、自分とダンス、そして書くことの関わりを、綴っていけたらと考えている。

 タイトルは “chose de parler de la dance”(ダンスについて語ること) 

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