Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 フランスのよしなしごとを徒然なるままに

イタリア振付家 Giorgio Madia ジョルジオ・マディーア

 先の記事、ベルリンバレエで「ドンジュアン」を振りつけたイタリア人振付家Giorgio Madia(ジョルジオ・マディーア)については、日本では知られていないのか、情報がほぼ皆無。英語版のWikiや本人のFacebookでその実績を追ってみた。

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 1965年7月、ミラノ生まれ。ミラノスカラ座のバレエ学校後、スカラ座入り。ローラン・プティ振付作品などを踊る。1985年から88年まではモーリスベジャールとともに20世紀バレエ団(当時の正式名称)で踊り、87年からはソリストとしてベジャール・バレエ・ローザンヌに迎えられている。88年以降はアメリカに拠点を移し、ジョージ·バランシン、ロバート·テイラー、ウィリアム·フォーサイス、マース·カニングハム、リチャード·タナーといった当時のいわゆる「新古典」、モダンの最先端でソロを踊っている。またその間ヌレエフの最終ツアーにも参加するなど貴重な機会を得ている。93年イタリアに戻り、97年現役ダンサーとして引退後は国内でバレエマスター(教師)として働く一方、2001年ごろから劇場振付の仕事を始め、2003~05でウィーンフォルクスオーパーのバレエ・ディレクターをつとめる。2005年以来、舞台振付家としてフリーランスとして活動。

 活動実績の傾向として、3つの独自性。

(1)オペラ劇場を拠点とした舞台演出:野外オペラフェス(ウィーン、バーデン、ミラノ等)のための振付 

(2)バレエ古典作品の新解釈(くるみ、白鳥、眠りの森、ロミジュリ、ラ・フィーユ・マルガルデ、シンデレラ)「不思議の国のアリス」は彼の記念すべき初期作品、英国ロイヤルで話題になっているが、彼はその10年近く前に舞台化している訳だ。

(3)ミュージカル・オペラ作品への振付―(甘い生活、屋根の上のバイオリン弾き、マイフェアレディ、こうもり、メリーウィドウなど多数)

 彼のフェイスブックと公式ユーチューブで動画が見ることができるが、やはりイタリア人らしい明るさ、オペラやミュージカル全般の舞台振付も手掛けるだけの「視覚的芸術」の点で彼のモダン作品は突き抜けている。今40代、バレエ団所属の専門の芸術監督という立場でないため大きく取り上げられることがなかったのか。ナチョ・ドゥアト、イリキリアンに続くコンテ界の実力者であることは間違いない。

・古典「ラ・フィーユ・マルガルデ」なんて、フツ―に見たらあんなに眠い(失礼)作品なのに、彼が手がけるとこんなになっちゃう!!楽しすぎる!


LA FILLE MAL GARDEE | Giorgio Madia - YouTube

・彼の「舞台センスが発揮された、必見!舞台以外映像」(笑)こちら。ベルリンの駅で何が起こったの・・・!??


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