Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 フランスのよしなしごとを徒然なるままに

何故フランスは――その1:デモ・デモ・デモの国なのでしょうか。

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 クリスマス前のパリ市庁舎。目の前の広場がスケート場に一新。

 さて、最近寒さと疲労と11キロの激やせで、ブログさぼり気味でしたが、今回から3回か4回シリーズで、「なんでフランスは・・・なのさ」を考えるという、たいそう大真面目な企画を立ち上げました。第一回は「なんでフランス人ってデモ好きなのさ」です。

 世界では「貧富の差」に対しての下から上への異議申し立て行動を「デモ」と呼ぶ。世界史で出てきますね「アラブの春」。あれも北アフリカ諸国の独裁政治に対する反政府デモ。フランスでは年間3000のデモがあると言われている。

 観光客にしてみれば、ルーブル美術館をはじめとする各種博物館、エッフェル塔などの観光名所でのデモはわざわざ高いツアーできていながら、泣いても泣ききれない。またフランス国民にとっては重要犯罪(殺人など)の被害者に同情してのデモ、というのも日常茶飯事らしい。 90年代半ばには社会保障制度の抗議デモで1カ月、公共機関がストップしたらしい。また2006年春には、失業対策のはずの法案に「解雇しやすくするためだけのものじゃないか」と若者・学生が反対、大学を中心に抗議活動を行った。

 以前にヒップホップの記事でも触れているけれど、2005年には移民や貧困者の若者の暴動がエスカレートし、なんと教科書的に言うと、アルジェリア戦争以来の「非常事態宣言」が出され、夜間外出も禁止。この頃から移民対策が深刻化してくる。

 マリーアントワネットじゃないけれど、なんでフランス人って「恋と革命とお菓子」に生きるんでしょうねえ。もう血筋というか、国民のDNAレベルでのハナシとしか思えない。その3単語の時だけ、彼らの瞳は急に輝きだすし、全ての言語はこの3つに通ず、とばかりに、ことわざなんかも多いですよね。

 広場ひとつとっても、ダンスで私の通っているバスティーユ広場、レプブリック(共和国)など多くの革命の名残が街中に存在する。

 確か日本に居た時、エマニュエル・トッド日仏学院に来て、その時ハナシを聴きに行ったのだけれど、「格差」って言葉、もともとこの社会学者さんが造り出したらしいです。(fracture)

 大統領選で常に焦点は移民・財政及び失業者対策。できればストは冬はやめてね。

一か月もの間、雨の日も雪の日も、歩いて4時間だの5時間だのかけて通学や通勤するフランス人の気がしれない(笑)