Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 フランスのよしなしごとを徒然なるままに

まるで一つの物語のような――ラタトゥイユ  ratatouille

 

フランス南部プロヴァンス地方、ニースの野菜・トマト煮込み料理。玉ねぎ、ナス、ピーマン、ズッキーニなどの夏野菜をにんにくとオリーブ油で炒め、トマトを加えて、オレガノ、バジルなどの香草とワインで煮る。ベーコンなど肉類や唐辛子でうまみを加えることもあります。
パン・バゲットとあわせるか、パスタソースにすることも。あわせるのは白ワイン。熱い状態でも、夏は冷やしてもよい。

 文化・歴史的に見れば、軍隊や刑務所で出される料理であったことから「臭い飯」という意味で使われることがあります。(「まずい料理、粗末な料理」の代名詞)でも原題では新鮮な野菜で作られ「ニース名物」として名高いですよ。念のため。 

雑記帳――『レミーのおいしいレストラン』 ( ピクサー・アニメーション・スタジオ)2007年のCGアニメーション映画。原題はズバリ『Ratatouille』なんですよ。シェフを目指す主人公レミーが「ネズミ」(仏語:rat)とかけているんですね。

パリで穴場ビストロ、その名もなんと「ラタトゥイユ」さん!HP Ratatouille  

オペラ地区から歩いてすぐ、つまりバレエやオペラ鑑賞の後にもオススメできるお値打ち・気さくなビストロです。劇場周辺の観光客向けチェーンビストロに入るぐらいなら、はるかに庶民のパリっぽさの味わえる隠れ家でしょう。

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 日本でも「ラタトゥイユ」をスペシャリテ(名物料理)としたフレンチのお店は結構あるみたいです。作り手の数だけ違った味わいの出る、定番煮込み料理、ということでしょうね。あなただけのこっそり「ラタトゥイユ」、どうぞ探してみて下さい。