Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 フランスのよしなしごとを徒然なるままに

フィナンシェじゃだめだったんですか、プルーストさん(12)最終回・ついに!パリにマドレーヌ専門店が登場

 衝撃の事実ーーここ最近「スイーツ専門店」ブームの続くパリ、なんとはじめての「マドレーヌ専門店」がオープンしました!「Mesdemoiselles Madeleines(メドモアゼル・マドレーヌ)」9区、スイーツ激戦区です。

Mesdemoiselles Madeleines | Paris 9 

Mesdemoiselles Madeleines【メドモアゼル・マドレーヌ】
住所:37 rue des Martyrs 75009 Paris 
Tel:01 53 16 28 82 :12番線 Notre-dame de Lorette
営業:火~日 9時30分~19時 定休:月

 色々なメディアで取り上げられています。記事によるとオーナーのスティーブさんはフツーの銀行員でしたが、脱サラしてなんかやりたくなっちゃったとのこと。若くイケメンの彼です。マドレーヌは「伝統のフランスの味なのに、スーパーでは納得の出来る味がなく専門店もなかったことから、じゃ、ひとつ俺やってみっか」となったらしい。

www.parisbouge.com オーナーのスティーブさん

 

HP写真でもお分かり頂ける様に、マドレーヌの種類のこだわりよう。専門店をなうって勝負に出た自信の程をうかがわせる。これでもかという趣向が凝らされています。

これらの可愛らしいマドレーヌ達には一つ一つ名前が付けられているんだそうな。中は

一見フツーに見えるマドレーヌの中身を割ってのぞくと・・・クリーム、ジャム・・・ノーマルはないのか?

あるっぽい・・・奥の白い皿に盛られているのはデギュタシオン(試食)用とみた!

 セバスチャン・ゴダールなどの超有名店もある、パリの中でも名だたるスイーツ聖域ゆえ、私の望むような「ただ素朴なマドレーヌ」じゃ見向きもされない。スティーブさんも指摘するように、かつても今も、マドレーヌは「家庭の(ママの)味」、近くのブーランジェリー(パン屋さん)やお菓子やさんで毎日買えるもの。子供から大人まで、国民派スイーツの頂点というべき存在です。モード系の初の専門店マドレーヌ、劇的効果・話題性・持続性は、世界一舌の肥えたパリジャンにどう評価されるでしょう。

 オーナーの、人好きのするフェイスも手伝って、上手く波に乗れば、意外と今年のパリの話題をかっさらいそうな予感も。

 異業種参入組に先を行かれ、黙っちゃいられないのが本場スイーツ職人。魂の反撃なるか?しばらく要観察ですね。以上、kotorio特派員レポートでした。

 12回にわたりお届けいたしました「フィナンシェじゃダメだったんですか、プルーストさん」連載は以上で終了です。お付き合いいただき、有難うございました。