Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 フランスのよしなしごとを徒然なるままに

仏Le Figaro紙が伝える「死へのエンタメ」ポケモンGO

www.lefigaro.fr

 携帯電話を丸4年もたず、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの一切の電気器具に頼らない生活を送っているパリのKotorioです。(注・皆さんは好んで真似をしないようにしてください)

自分で経験していない以上、このネタだけは決して触れまいと思っていたのですがーーー今朝のle Figaroで考えさせられる記事が。

要約すると世界的ヒットしたこの夏の「ポケモンGO」は「現実の人間世界と切り離す」道具。人としての本当の視力を失わせるゲームだ、という指摘です。これまでマスコミはその人気沸騰ぶりばかりを追いかけてきましたが、ようやくここへきて、一歩冷静な眼でこの現象を考察しなくては、と訴えているようです。

現在、3万人を超えるフランス人、米国、英国人、ドイツ人が大人、子供関係なくこの仮想キャラクタに振り回されているといいます。

リオ五輪では、フランステレビの解説者が日本選手を「そこらへんに小さなピカチュウがいるようだ」と発言し「人種差別的だ」と批判が寄せられたという報道もありました。フランスのみならず、各国で同ゲームに際するアクシデント、事故も多発しているようです。

フランスでは現在、テロを始めとする多くの「現実の敵」と戦っている日々です。それらはある日突然やってきて、普通の人々の普通の毎日を、命を、予告なしに奪っていきます。決して空想の世界ではなく、それが私の、あなたの明日なのかもしれないという恐怖と隣り合わせの。

先述したように、自身ではこのゲームに対し、実戦経験も興味もないため、個人的発言は控えます。が、フランスの大手紙でこのような記事が出てきた、ということのみ記しておきたいと思います。

 日本の皆様、よいお盆をお過ごし下さい。

https://www.interhome.be/-/media/Images/landingpage-header/c-france.jpg?la=fr-BE