Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 フランスのよしなしごとを徒然なるままに

ブルターニュ産バターたっぷり、伝統の本場ガレット

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フランスばらまき土産の王道といえば赤い箱でおなじみ「Mère Poulard」のサブレ。モンサンミッシェルのお土産としても有名ですが、実はパリの路面店、スーパー、空港まで、どこでも手に入れることができる。

フランス3度目のリピーター氏から「メールプラール以外の、フランスでしか手に入らないサブレを探せ!」との緊急ミッションを授かったkotorio。

ふふふ、あるんですよ、とっておきが。

ブルターニュの老舗「Traou Mad de Pont-Aven (トローマッド・デ・ポンタヴァン)」さん。覚えにくい名前ですよね(笑)ブルトン語(ブルターニュの地方語)で「良きもの」を意味するトローマッド。ポンタヴァンは、ゴーギャン、エミエール・ベルナールなどの画家が愛し暮らした街です。

知る人ぞ知る、本場ブルターニュ産バターを使った、格調高い伝統ガレットです。

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Galettes de Pont-Aven - Palets Bretons - Crêpes dentelles - La boutique Traou Mad - Traou Mad

1920年創業当時のレシピで、ブルターニュ産のバター、卵、小麦粉などの材料を使っているので、味と香りの深みが違います。ゲランドの塩がアクセント。今も一枚一枚、丁寧に手作りされています。

お口に広がるリッチなバターの風味を感じながら、午後のティータイムのおともにしたい一品です。

f:id:kotorio:20170101044524p:plain缶の側面にはゴーギャンの絵。

ところで、ブランドやお土産用ということにこだわらないのなら、kotorioが個人的に大好きなのが「LU」 のビスケット。フランスのスーパーに必ずあるお菓子で、日本で言うならマリービスケット的存在。

歴史は古く、1846年、ふたりのビスケット職人 Jean-Romain Lefèvreさん と Pauline-Isabelle Utile さんが共同でレシピを作り上げ、1848年に「LU」というお店を作りました。どうやら、LefèvreさんとUtileさんの名前の頭文字を取ってLU、のようです。

Petit Beurre(プチブール)は食べだしたら止まらない、とっても危険な魅惑!

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フランス人曰く、4つの耳と52本の歯(笑)が特徴で、四つ角のでっぱりが耳、周りにあるギザギザが歯らしいです。ここから我々が学ぶべきモラルとは一体なんであろう・・・。

形は今も昔も変わらず。フランスでは当時、産業革命の影響をもろに受け、ビスケットの大量生産が開始されます。鉄道の普及でフランス各地に容易に広めることができ、息の長いヒットに繋がったんですね。

LU ビスケットは原料が「バター」のみで、植物油やマーガリン等は使用していません。日本円にして100円前後で買える小さな幸せの味。口の中にいっぱいに広がる、どこか懐かしい味です。こちらは15秒の、実際のLUのCMです。

www.youtube.com

Biscuits Véritable Petit Beurre - LU

《今日のひとこと》帰国後の友人曰く「いやあ、トローマッド、家族ではまっちゃってさあ。成城石井まで買いに行かされてるよ」・・・・え・・・・?