Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 フランスのよしなしごとを徒然なるままに

バター大国フランス ブルターニュのCMとドキュメンタリー

農業大国フランス、年間消費量は1人8キロ、つまりフランス人は1ヶ月で日本人の1年分のバターを消費していることになります。お肉も魚もバター&バター。

朝から晩までバター&バター。バターのないところでは生きていけません。

隣国イタリアのオリーブオイルも、マーガリンも彼らはノン!バターの種類のなんとまあ豊富なこと・・・チーズとどっちが多いかなぁ。

フランスのバター売り場と牛さんたちの出てくる5分程度のフランステレビの映像です。

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北フランスのブルターニュは国内で最もバターの生産が盛んな地域です。温暖な気候に加え雨量もあるので、牧場の草が育ち、酪農に適しているそうです。

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バターの価格は日本と比べてはるかに安く、以前ブログでもエシレ、ボルディエ等をご紹介致しました。「Beurre de baratte」と書かれているものはたいてい品質保証AOC/AOPを取得しています。

例えばその代表格でもある「エシレ」を一個かうと、庶民派価格のプレジデント社のバターが2つは買える計算になりますね。それぞれの好みや、用途によって、何種類も冷蔵庫に常備しているフランス家庭も少なくありません。

こちらはプレジデント社の30秒のテレビCMです。パリの超高級ホテル「ル・ブリストル」のレストラン「エピキュール」のシェフとして有名な3つ星ーーいや、人間国宝級?のエリック・フレション氏が登場しています。

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それにしても、フランスのCM、食品や料理以外でも、3つ星シェフって、よく登場していますよねぇ。美食大国、彼らのお墨付きで購買意欲も高まるというシステム?

以下にご紹介する「プレジデント」、少々高めですが、Paysan Breton(ペイザン・ブルトン)というメーカーのCMはとってもみせ上手ですね。「ブルターニュの農民」という意味で、素敵な農村風景、美味しそうにバターを食べるフランス人の横顔が上手に切り取られています。30秒ずつの、5本シリーズですが、つい全部見てしまいます。

 

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お次は、フランス5(フランス国営放送)による、50分間のバターと酪農家のドキュメンタリー番組です。ここからは長くなりますので、お時間の有る方のみどうぞ。

2014年に放映されたもので、先ほどのエリックシェフもご登場。フランス語がわからなくても、ブルターニュの景色やバターの生産過程、実際のスーパーの様子や研究結果など豊富な資料が揃っていて、バター好きさんは、眺めているだけでも楽しいですよ。

価格と添加物の関係、また偽造バターの問題など、少々シリアスな社会的側面にも切り込んで、番組制作をしているなぁ、という印象です。

フランス語を勉強中の方は、ディクテや聞き取りにもよい教材になります。訛りもなくノーマルスピードの、綺麗な発音です。

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フランス人の魂の伴侶とも言うべきバター、皆さんもどうぞレストランでのその一皿、隠されたバターの味に注目してみてください。

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《今日のひとこと》フランスの地方農家やアソシエーションでは、よくチーズやバター作りの体験会が催され、子供から大人まで参加しています。エシレやボルディエといった一流バターがお土産として人気ですが、夏休み、お時間の許す方は、こうした手作りバターに挑戦してみるのもよい想い出になるかもしれませんね。