Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 フランスのよしなしごとを徒然なるままに

フランスの秋を感じるお菓子「ポム・ランヴェルセ」

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秋のノルマンディーと言ったら「りんご」の天国!!この時期、ノルマンディー農家ではりんごの収穫で大忙しです。

フランスでは日本のように摘菓せず、ミツバチたちが花の時期に受粉して出来た実を自然な状態で育てるのが主流だそう。

りんご農家の大部分では、7月ごろから早摘み種のりんご収穫が始まり、すぐに秋本番がやってきます。冬の保存用のりんごの収穫が終わり、ようやく春を迎えます。

何種類ものりんごを季節や、お料理によって使い分けます。

早生りんごはコンポート用、続いて、りんごの丸焼き、焼いても実が残る種はタルトやお菓子用に、酸味の強いポム・グラスはジュレに、ジュースに、といった具合。

りんごから作ったお酒「シードル」「カルヴァドスは、ノルマンディーの食卓には欠かせません。私も大学生の時に宝塚で「凱旋門」(原作はイングリッド・バーグマン演じた映画ですが)を観て、背伸びしてカルヴァドスばかり飲んでいた時期がありました・・・。

美食の国では、りんごはフランス料理のメインの付け合わせにも登場しますね。お肉、特にブーダン(ソーセージの詰め合わせのようなもの)には必須アイテムです。

日本でいうアップルパイのようなグリエ・オ・ポムは四角い形や小さなポーションで焼いていたり…。

ノルマンディーでは、りんごのタルトがおうちの数だけあります。そんな中から、今日は「ポム・ランベルセ」をご紹介。 

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りんごと相性のよい、キャラメルを効かせたお菓子で、双方の素材の味が引き立てあって、なんとも言えない秋の風物詩!


ひっくり返すお菓子

“ランヴェルセ”とは、フランス語で“逆さ”という意味。焼いた後に、ホール全体をひっくり返すのです。

ケーキの型の底でじわり焼かれたりんごと、その果汁がたっぷりと染み込んだ、キャラメルソースが上側になるんですね。

ちょっとタルトタタンに似ていませんか?そう、ほぼ同じ製法ですよね。濃厚なキャラメルと、カルヴァドス、そしてレモンの香りが少々。深まる秋を感じるお菓子です。

それにしても、りんごの敷き詰め方、難しい・・・・(by kotorio)

http://www.mercipourlechocolat.fr/wp-content/uploads/2011/03/speculoos.jpgロータスクッキーを使ったオリジナルレシピも。

《今日のひとこと》ランヴェルセ、ひっくり返すーーあなたの隣にもしあまのじゃくな誰かさんがいたら、このお菓子をぜひ一口放り込んであげて!