Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 フランスのよしなしごとを徒然なるままに

とろけるほどクリーミー イタリアチーズ「ブラッタ」とは?

パリで見つけちゃいました。モッツアレラそっくりで、でもまた違う手の込んだこのチーズ。初めての味わい実体験をレポート致します。

f:id:kotorio:20180307165634j:plain

南イタリア、プーリア州原産のチーズ「ブラッタ」(ブッラータのほうが発音が近い)と呼ばれるチーズなんだそうです!!

モッツアレッラ生地の袋に、刻んだモッツァレッラとクリームが入っていて、巾着状に口をしばってあります。

f:id:kotorio:20180307165740j:plain

見た目もクリーミーな美味しさもインパクト大!これ、なかなか手に入らないチーズとして有名なんです。

フレッシュチーズ「ブッラータ」
春・初夏に向け、さっぱりチーズを探しにでかけたkotorio。

モッツァレッラやリコッタ系の、フレッシュチーズとサラダで、カラダも春を喜ぶ感じ〜〜な一皿を作ろうと思ったわけです。

生ハム屋さんで、ふと出会ったのが「ブッラータ(ブラッタ)」チーズ。

f:id:kotorio:20180307165921j:plain

南イタリア、プーリア州(イタリア半島・ブーツのかかと部分)で作られる珍しいチーズで「パスタフィラータタイプ」というフランスでも滅多に出会えないフレッシュチーズなのだそうです。

形がまずインパクトありますよね。

モッツアレッラの外袋に入っている刻みモッツァレッラとクリームは「ストラッチャテッラ」という名前がついているそう。

“Burrata”は、イタリア語で「バターの」という意味。

ベースのモッツァレッラチーズは水牛乳製のため、脂肪分が高くミルクの風味が濃厚です。クリーム、コクがありバターみたい!ということから名付けられたそうです。

ジェンヌさんのお肌のようなつるつるの表面にいざ、入刀式。

中身がとろっと流れ出します。クリーミーでありながらも、後味さっぱり。

f:id:kotorio:20180307165514j:plain

ブッラータは「DOP(Denominazione d'Origine Protetta/原産地名称保護)」マークの製品ではないため、産地や製法、名称が厳密に決められていません。

概ね、下記の基準を満たしたものをブッラータ、と呼ぶ傾向にあるとのこと。

タイプ:フレッシュ(パスタフィラータ)
原産:南イタリア、プーリア州ムルジャ、アンドリア
原料:現地では水牛乳製、今は牛乳製が主流になりつつあるとか。
形状:重さ60~500g位。小さいサイズは“ブラッティーナ”と呼ばれる事もあります。

   巾着状に縛るか、伝統的にはアスフォデルという葉で周囲を包むことも。
旬:初夏~盛夏

f:id:kotorio:20180307170649j:plain
昔からのイタリア伝統チーズかとおもいきや、始まりは1920年頃と比較的新しめ。

プーリア州、アンドリアのビアンキーニ家がおうち用に作ったのが広がり、村の人々だけが知るローカル食だったんです。

転機は1950年代。モッツァレッラで余った切れ端を使うのにナイスなアイディアじゃん、と、他の生産者もブッラータ作りを始めたんです。

「アンドリアに美味しいチーズがある!」という口コミで、次第にプーリア州中で作られるように。この「なかなか手に入らないプレミアム感」から、イタリアのみならず、ヨーロッパ各国からこのチーズを求める美食家が今もあとをたちません。

とにかく入手困難なチーズの代表格。

製造後48時間以内に食べるのがベスト、とされているので、現地に行き、現地で食さないことには、なかなかお目にかかれないのです。

f:id:kotorio:20180307171241j:plain

これがなんとパリのサンジェルマンにある某イタリア食材店で手に入っちゃう。

ちなみにパリ中のM.O.F.フロマージュリーさんのお店でも置いていませんでした。

さあ、運良くゲットしたアナタ!ブッラータの美味しい食べ方は?

f:id:kotorio:20180307170130j:plain

まずはそのまま、ナイフを入れて、チーズと濃厚クリーミーなハーモニーを楽しんでください。同じイタリア産のオリーブオイル、塩、胡椒をかけてもいいですね。トマト、バジルもよく合います。

https://ob8qxdtnu3-flywheel.netdna-ssl.com/wp-content/uploads/2014/08/Burrata-009.jpg

生ハムはもちろんのこと、イタリアでは牡蠣との相性が抜群だとか。
夏のチーズですが、冬にミネストローネなどのスープに落としても最高!

ぜひご自身のレシピをみつけて、kotorioにそおっと教えてくださいね。

【kotorioからのひとこと】

合わせるならやはりイタリアワインの白でーーーーと思っていたkotorio。

f:id:kotorio:20180307172625j:plainラベ・シャルドネ/メゾン・フランソワ・ラベ

と思いきや、これ、フランスのラングドック地方のシャルドネなんですが、よくあいましたよ。南仏オックのシャルドネの特徴がストレートに出ていて上品。フルーティーで切れの良い酸味が、フレッシュチーズとよく合います。デイリー使いも可。

f:id:kotorio:20140821111701j:plain シャトー ド ピバルノン バンドール ブラン

こちらもフランスワインで申し訳ないのですが、珍しいAOCバンドールの辛口白ワインが手に入ったので。造り手はプロヴァンス地方で一、二を争うピバルノン。

リンゴなど柑橘系の果実香。フレッシュさもあるのですが、バランスが良好。手長エビやホタテ貝、オマールなどシーフードにぴったりの白ワインですから、ブラッタ・チーズに合わないわけがない!

イタリアワインをもっと勉強しなければ、と思った今日のkotorioでした(笑)