Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 フランスのよしなしごとを徒然なるままに

「ビレロイ&ボッホ」ヨーロッパの歴史に想いを馳せながら・・・

創業270周年を迎えたヨーロッパのテーブルブランド「ビレロイ&ボッホ」。

このゴールデンウィーク中、東京の伊勢丹でブランドフェアが行われるそうです。

今日は伝統ある名作のうちでも代表的な「オールド・ルクセンブルク」の魅力をご紹介いたしましょう。

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Villeroy & Boch ーー老舗の名作「オールドルクセンブルク

ニューウェイブ」シリーズをはじめ品のあるデザインで知られる「ビレロイ&ボッホ」のテーブルウェア。

その歴史を紐解いてみますと、まずはドイツ人のフランソワ・ボッホが、1748年にヨーロッパ中心部の「自治国家ロレーヌ公国」で、陶製テーブルウェアの製造をはじめたのがきっかけのようです。

陶磁器の工場を経営するフランス人のニコラ・ビレロイとともに、現在の社名へ変更。

1850年にはヨーロッパで初めて、ボーンチャイナ焼成に成功するなど、ドイツのテクノロジーと、フランスのデザインの融合で、多くの名作を生み出してきました。

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東洋のブルー&ホワイトにインスパイアされたシリーズ「オールドルクセンブルク」。

発売は1768年ですから、250年以上もの歴史と伝統が刻まれているのですね。

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紅茶、Coffee、プチガトーと、あくまで主役を引き立てる、

控えめで上品な白に薄い青がモチーフ。花と小枝の繊細なデザインです。

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伊勢丹フェアのお知らせ》

伊勢丹新宿本店で「ビレロイ&ボッホ」による期間限定フェアが行われます。

世界のホテルやレストランで使われているプロ向けグッズや、ご家庭での小物まで、

普段日本では入手しにくいテーブルウエアが揃います。

各国ルクセンブルク大使館御用達のシリーズも登場するようですよ!

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4月25日(水)~5月8日(火)  伊勢丹新宿本店本館5階 ウェストパーク

Groupe Villeroy & Boch

ヨーロッパの老舗洋食器 Villeroy&Boch ビレロイ&ボッホ テーブルウェアジャパン

【kotorioからのひとこと】

高校の頃、なんでもできるクラスメイトがいた。夏休みには家族で海外旅行に行っちゃうような、地元では結構な家柄のおじょーさんだった。そんな彼女が理由もなく欠席が続いたので、ノートやらプリントやら持って、彼女の家を訪ねた。

「おかあさんが、リコン届けってのだけ置いて、どっか外国に出て行っちゃったの」

かける言葉もなくてただ突っ立っている私を家に招き入れ、紅茶を入れてくれた。

11月の、日の短い夕暮れ時だった。白と青の洒落た陶磁器を手に、彼女はポツンといった。

「これね、おかあさんが好きだった外国の食器なんだって。今頃、この国にいるのかもしれない、でも、どこなんだろ」

今度、ウチにグラタン作りにこない?と別れたのが最後だった。彼女は学校を辞め、おウチも他の人のものに変わっていた。お父さんとどこかに引っ越した、との事だった。

あの家にたくさん重ねられていた白と青のお皿は、その後どうなったんだろう。

彼女が今どこかで「おかあさん」として、美しく食卓を整えているなら良いのだけれど。